成し遂げる力に性格は関係ない‼︎
何かを「成し遂げる」ことは簡単なことではない。
仕事で大きな成果をだすということ以外でも、「ダイエットをする」「ゲームをやめる」「タバコを吸わない」など身近なことでも難しいのは同じである。
そういったことを「成し遂げる」力を高める方法があるとすれば、誰もがぜひ知りたいと思うだろう!
成し遂げる力の科学
統計によれば、ダイエットを始めた4割が一週間以内に失敗し、半数以上がダイエット開始前よりも体重を増やしてしまう。リピート客を増やすことが出来ずに倒産してしまう企業も多い。
一見ダイエットの挫折と企業の倒産という2つの「失敗」は、原因が異なるように見える。だが実は、問題のカギは共通している。それは人が「何かを途中でやめてしまう」ことだ。
逆に言えば科学的な裏付けのある方法で「成し遂げる力」を高めれば、あらゆる問題を解決に導くことができる。
一般的には、何かを成し遂げたい人には「性格を変えろ」というアドバイスがなされる。
物事を続けるには、強い意志と困難を乗り越えられる情熱が必要だと。だが実際のところ、何かを成し遂げるには、性格を変える必要はない。科学的に裏付けがある方法を、自分に合ったかたちで身につければ良いのである。
行動を変える7つのフレームワーク!
人間の行動の3タイプを科学的に理解し、人生に良い変化を起こすための具体的な方法を示す。
人間の行動には、「自然行動」「衝動的行動」「一般行動」の3タイプがある。それらを変えるのは
「心に効く7つの力」である。私たちが「成し遂げる」ことが出来ないのは、心に響く力がうまく作用していないからであって、意欲や動機づけが足りないからではない。行動を変えるには、意欲や動機づけよりももっと繊細な方法が必要である。
まず、変えたい行動が3つのタイプのうち、どれに当てはまるのかを判断して、それに相応しい「心に響く7つの力」を活用する。私たちの心に響く力をうまく扱えれば、自分や他人の行動を意のままに操ることが出来る。その7つの力とは次のとうりだ。
- 目標を小さく刻む:「ステップ」「目標」「夢」のモデルに基づいて行動する。ステップを出来るだけ小さくすることである。
- コミニティ:望ましい行動を続けている人達の仲間になれば、周りから支援を受けたり、他者と競争したりすることができる。
- 重要性を認識する:行動を続けるには、それを「本当に」重要なものにする必要がある。
- 簡単にする:人は難しいよりも簡単な行動をとろうとするものである。だから物事を「簡単」にしなければならない。
- ニューロハックス:まずは行動を変えるべきである。行動を変えて脳を「騙す」ことで心を変えることができる。
- 夢中になる:夢中になるために、行動を魅力的なものにする。
- ルーチン化する:同じことを最小限の労力でしようとする脳の働きを利用して、行動を何度も繰り返す。
「成し遂げる力」はこの7つの力を組み合わせることで、飛躍的に高めることができる!