移動は人生を変える!
地球約23.7周、月まで1.2往復、これがこの本の著者が会社を辞めて、独立した以降に移動した距離である。
もちろん、これだけの距離になるまで、年がら年じゅう移動している人は多くはいないだろう。
しかしインターネットも飛行機も新幹線もない昔なら夢物語でも、現代においては「そういう人も中にはいるかもしれない」と思うかもしれない。
移動する生活を、したいかしたくないかは別問題である。しかし自分の今の環境から抜け出して、まったく新しく生まれ変わるような気持ちで、何かをスタートさせたいと考えているなら、ぜひぜひ本書を手に取って読んでほしい。
新しいことを始めようと思ったときに、できるかできないかを先に考えてしまう人は特に読んだ方が良い。
著者のように地球23.7周することは不可能だろうか、お金、仕事、言葉など無理と判断する理由はいくらでも思いつく。しかし現代では仕事はどこででもできるし、仕事ができればお金は入ってくる。
日本よりはるかに物価が安い国で生活することも可能である。現地の言葉がわからなくても、海外旅行などは楽しかったりする。できない理由を突き詰めていくと、いつかは自分自身で「無理」だと決めつけている事実にぶちあたってしまうのではないだろうか?
もっと自由に自分の可能性を広げてみてはどうだろうか
安住からもたらされた不幸がある。
そんな不幸から抜け出すには、とにかく移動することが必要である。
引っ越しは一番手っ取り早くインパクトのある移動である。環境を変えることで、新しい人生を始めることも可能になる。
どんどん移動するにあたり悩んだり、迷ったり、反省したり、しっかり準備したり他人の目を気にしたりすることは時間の無駄である。大事な事は淡々とやり続けることである。