登山 行蔵の雑談日記

山登りが趣味のおじさんです。自分が好きな事、気になった事を雑記でつぶやいています。

最高のリーダーは自分を信じない

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「彼は育児休暇を取得したから、昇進意欲はあまりないだろう」「彼女には2歳の子供がいるから、泊まりがけの、出張は無理だろう」メンバーに対して、このように勝手な思い込みを抱いた事はないだろうか?このような「無意識な思い込み・偏ったものの見方」のことを、アイコンシャス・バイアスという。

 

グーグルが「アイコンシャス・バイアス」と名付けた社員教育活動を始めた事を機に、このキーワードが注目を集めるようになった。その背景には、組織が発展していくには多様性が重要だという認識が浸透してきたことがある。画一的な見方に基づいたマネジメントでは、一人一人がイキイキと活躍することは難しい。さまざまなものの見方や多様な価値観を受け入れることで、新たな発想が生まれていく。そのための一歩がアイコシャス・バイアスの存在に気付き、対処することである。

 

アイコンシャス・バイアス(無意識な思い込み・偏ったものの見方)に気づけているかどうかで、自身の成長も組織とチームの成長も大きく変わってくる。これからのリーダーは学んでいくべきだと感じる。

 

無意識な思い込みであるアイコンシャス・バイアスの正体は自己防衛心である。リーダーがその存在に気付き対処することでチーム内のコミュニケーションが大きく変わる

 

アイコンシャス・バイアスに対処するには「相手の非言語メッセージ」に目を向けるなどして、自己認知力を高めることが求めらる。

 

無意識な思い込みや偏見に振り回されないチームを築くにはメンバーで日常的にアイコンシャス・バイアスをテーマに気軽に語り合うことが大切である

 

アイコンシャス・バイアスは職場にあふれている

 

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「メンバーにとって良かれと思ってやった事なのに裏目にでた」「メンバーを傷つけてしまった」こんな経験をしたことはないだろうか。

 

それはメンバーとの解釈にズレが生まれてしまったからである。人は「無意識の偏見」「無意識の思い込み」「無意識の偏ったものの見方」にとらわれている。これを「アイコンシャス・バイアス」という。

 

アイコンシャス・バイアスの正体は「自己防衛心」である。脳がストレスを回避するために、無意識のうちに、自分に都合の良い解釈をすることで、思い込みが起きてしまい、解釈のズレを引き起こしてしまう。

 

自分は正しい、悪くない、自分のことをよく見せたい。このような自己防衛心による言動は、自然の摂理であり、誰にでもあるもの。問題なのは自分のアイコンシャス・バイアスに気付こうとしないことだ。リーダーがその存在に気付き、対処することで、チーム内のコミュニケーションが大きく変わる。

 

どんな弊害をチームに引き起こすのか?

アイコンシャス・バイアスによって引き起こされる問題とはどのようなものか。例えば組織においては人間関係が悪化する。個人や組織のパフォーマンスが悪化する。コンプライアンスの違反行動が生まれる。などがある。また個人においては、否定的になって挑戦できなくなる。イライラが増える。などが生じる。

 

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次はリーダー(A課長)の体験に基づく実例である。A課長はある会議において、営業成績においてメンバーへの態度を無意識に変えてしまっていた。営業成績がイマイチのメンバーが、遅刻した時は理由も尋ねずに大声で叱責。続いて遅刻してきたトップセールスのメンバーには「どうしたんだ?」と気遣う言葉をかけた。このことからメンバー達は営業成績でしか自分たちは見てもらえないと感じた。そして数ヶ月後、怒鳴られたメンバーからは退職願が出され、複数のメンバーからは異動希望が出された。

 

このようにリーダーの言動は、人や組織に大きな影響を与える。「自分に無意識の偏見はないだろうか?」「偏ったものの見方をしていないだろうか?」こうしたことに意識を向けることが組織をよくするための第一歩になる

 

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