自分の目や、手足の代わりになるロボットを動かし、働いたり買い物したりできる時代が近づいている!
先日新聞で読んだ記事で、時代は進んでいるな〜と感じたのですが、近未来を描いたアニメやSF映画で観ていたようなロボットの進化が進んでいるらしい。
その中で「分身ロボット」(アバター)の開発が急速に進んでいて、国内企業がコンビニや宇宙への導入を計画していると書いてあった。
私はアバターといえば、2009年に世界的に大ヒットした映画「アバター」監督ジェームズ・キャメロンを思い出してしまいます。
映画の中でも主人公が地球以外の惑星で、その星で活動するために開発された仮の肉体(アバター)を使って現地の民族との交流を描いたシーンなどが印象に残っているのですが、その様なイメージが分身ロボット(アバター)を使ってできる時代が近づいているようです。
なんだかワクワクしてくる話ですが、この分身ロボットは人手不足解消にも期待されるみたいで、最近よく話題になっている夜間のコンビニでの人手不足を人間型分身ロボットを使って解消するための試験運用を始めるらしい。
分身ロボットにはカメラやマイクなどが搭載されていて、人間のような腕と手がついていて操縦者が頭につけるゴーグル型のディスプレイ(VRディスプレイのような物だと思う)には分身ロボットから見た映像が広がり、操縦者の手に専用のグローブを付けて動かすと分身ロボットの手も同じ動きをするという。
しかも分身ロボットの手には様々なセンサーが付いていて、触れた物の「触感」を振動や温度で操縦者に伝えることができるらしい。
まだ開発途中で実用化には、少し時間がかかるであろうとも近い未来には分身ロボットを使って自宅からインターネット経由で、遠く離れたコンビニや工場、会社などで働く事もできるようになりそうである。
そして操縦者の動きをAIに学習させて学んでいけば、その先では操縦者がいなくてもAIが自動で働いて人手不足を解消できるかもしれない。
さらに分身ロボットの職場は地上を離れて宇宙にまで広がるようで、国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙飛行士の代わりに作業する分身ロボットや、地上においても遠く離れた離島や、街から遠く離れた山奥にある村などでの医療活動や教育活動にも期待ができるらしい。
実はこの分身ロボットのアイデアは日本発祥で、1980年(今から約40年くらい前)に東京大学名誉教授の方が「人間が自分のいる場所と異なる場所に実質的に存在し、その場所で自在に行動する「遠隔存在」の概念」を提唱された。
1980年代当時は、インターネット、AI、ロボティクス、VR(仮想現実)、高速大容量通信(5G)など分身ロボットの土台となる様々なデジタル技術が進化していなかったが、現代になってそのテクノロジーが追いついてきた。
分身ロボットを使って人がより暮らしやすく安心して働ける平和な未来になることを期待せずにはいられない。