人の心理現象である【ゼイガルニク効果】とは?
人は達成できなかった事柄や中断している事柄を、達成できた事柄よりも良く覚えている現象!
このゼイガルニク効果は実は、私達の日常の中で非常に多く存在しています。
テレビなどで「この続きはCMの後で」とかドラマや映画の次回予告で数秒間の映像を切り取ったダイジェスト版などを流して、わざと結末やクライマックスを先延ばしにして次回を見てみたいと思う期待感を煽るのも、この「ゼイガルニク効果」を利用しているのです。
知りたい内容や興味の対象を一旦遮断される事で、より強く気になってしまうと言う。
多くの人が陥ってしまう「ゼイガルニク効果」の基本的な原理です。
例えば私は良くも悪くも、この先どうなるかわからない?と言う状況になっている時が最も不安定になるのですが・・悪い時は(不安感が強い状態)良い時は(期待感が強い状態)
しかし例外的にこのゼイガルニク効果に当てはまらない人が存在するらしい(行動計画を緻密に立てていて計画に基づいて行動している)
いくつもの進行中の複雑なプロジェクトを抱えていながら、常に頭の中をスッキリと保つ事ができる人達がいる謎が近年になって解明されている。
この様な方達は、自らの不安要素になっている事柄を詳細にノートに書き出して、その不安要素に対する解決策を細かく設定して自らの行動計画に落とし込んでいるらしい。
私も以前から不安感を少しでも和らげる為に、何が自分の不安要素になっているのかノートに書き出すようにしていますがノートに書き出してみたら、悩んでいた事が知らず知らずのうちに心の中で増大していて、必要以上に不安になっていたのだと感じることがありました。
今でも悩んで不安になっている事を書き出してみても解決策や改善策が見つけられない事も多いし、不安に思っている事を解決する為の行動計画も上手く作れませんが、書き出してみたらそもそも何に対して不安になっていたのか?わからない時もあります。
ノートに書き出してみたら、何となくスッキリすることも有るのも事実です。
行動計画は不安に思っている事や悩みの元になる事を詳細に見つけ出して(詳細にと言うのがポイント)から緻密な行動計画を立てる事が重要らしいのですが、なかなか上手くいきません。
でも少しずつでもノートに書き出してみたら(よし明日はこうしてみよう!)と思える事が見つかって不安が薄れていく時もあるので続けていくつもりです。
今回のコロナショックにより世の中に不安が渦巻いていますので、少しでも心の安定を大切にしたいものです。