今回ご紹介したい本は、全世界で2800万人に読み継がれている、Amazonにおける史上最大のベストセラー「チーズはどこへ消えた?」です。
物語の中に登場するのは、ネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホー。
物語は単純で2匹のネズミと、2人の小人が「チーズ」を求めて迷路の中を右往左往する様子が描かれています。
しかしコロナショックによる混乱が起こっている今の時期だからこそ、本当に読んで良かったと感じることが沢山書いてあります。
少しだけ物語の内容に触れると。
2匹のネズミと、2人の小人は迷路の中に住んでいて「チーズ」を求めて探し回っています。
「チーズ」とは私たちが人生で求めるもの、仕事、家族、財産、健康、精神の安定などを象徴しており
「迷路」とは、チーズを追い求める場所、会社、地域社会、家庭などを象徴しています。
登場する4名は、それぞれが性格や考え方、感じ方などが違っていて、それにより思考パターンや行動パターンにも違いがあります。
しかし、世の中の変化と言うのは個々の事情や考え方や価値観などを考慮して起きてはくれません。
普段から多少の苦労はありながらも、何とかいつもと同じ日常を過ごしていた4名でしたが、ある日突然とんでもない事態が発生してしまいます・・・。
それぞれ違った性格の4名が、突然起きた緊急事態に対するその後の行動の差によって、違う未来になっていきます。
今だからこそ、読んでいただきたい本だと思います。
今回のコロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)のように、突然降りかかる事がある(ある日突然起きたことのように感じる事が、実はその予兆はあったりする)のですが、未来は何が起こるかわかりません(たとえば明日、自分に何が起こるか正確に知ることは不可能です)
しかし、普段から変化に対応するための(または少しの変化に気づくための)準備をしておく事はできます。
不確実性を強く感じる、今だからこそ自分にできる事を考えて、大切な毎日を過ごしていきたいものです。