こんにちは登山イクゾウです
約7ヶ月ぶりに登山に行って来ました(自粛期間が長かった😣)
場所は三重県と滋賀県の境に有る日本二百名山の一つ御在所岳(標高1212m)
登ったルートは、日本では御在所岳にしかないと思われるヴィア・フェラータ(人工的な設備を岩場などに設置してクライミング経験の少ない登山者でも岩場や崖の上を登りやすくしているルート)と呼ばれる、岩場に鉄製の足場とワイヤーが設置されているルートです(通称Mルートと呼ばれているようです)
今回の登山動画をYouTubeでアップしてます。
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この様な感じのルートになります。
岩の壁面にワイヤーと鉄製の足場が設置されていて、それを利用して登っていきます。
本格的なクライミングでは、登山者がザイル(クライミングロープ)、カナビラ、ハーケン、クライミングカムなどを駆使して、岩場を自身の力で安全性を確保しながら登っていきますが、ヴィア・フェラータのルートではワイヤーと鉄製の足場を設置する事で難易度を優しくしている感じです。
とは言え、危険なルートには変わりないので、これから挑戦してみようかと思われる方は、必ず経験者(山岳ガイド、又はクライミング上級者)と一緒に登る事をお勧めいたします。
まずは、御在所岳の裏道を登っていく
裏道を登っていくと、最初に現れるのが土石流を食い止めるための巨大な堤です。
※2008年9月の集中豪雨災害により御在所岳では甚大な被害を受けたと記録にあります。
巨大な堤の下をくぐって、進んでゆきます。
しばらくは、河原の中を岩の間を進んで行く感じです。(おそらくは集中豪雨の災害により本来の裏道のルートはところどころが消失してしまったためでしょう)
時折り写真の様な木製の橋が出て来ますが、登山ルートは整備されているので特に危険箇所などはありません。
登山口から1時間くらい歩くと、藤内小屋に到着します。
2008年9月の集中豪雨災害にて壊滅的な被害に遭われましたが、登山を愛する方達の不屈の尽力により2011年より再開されています。
藤内小屋を越えて進んで行くと、すぐに兎の耳とよばれている大きな岩が沢の左側に見えます。
ヴィア・フェラータへの取り付きは、この岩のある沢を挟んだ右側の斜面にありますが、バリエーションルートと言うこともあり案内板なども無く、一見するとわかりません。
おそらく危険を伴うルートであるために登山初心者などが迷い込まない様に、あえてわかりにくくしてあるのだと感じますので、このブログでは詳しく説明することは避けておきたいと思います。(申し訳ございません)
岩に設置された鉄製の足場が出て来たので、いよいよヴィア・フェラータへの取り付きが近づいてきました。
岩場に鉄製の足場とワイヤーが設置されています。ここからルートが始まると思うとワクワクしてきました(テンション上がる⤴️)
ヴィア・フェラータは比較的に安全性を確保して岩場を登れるルートだとは思いますが、必要な装備は揃えてから挑戦することをお勧めいたします。
上記の写真の様な岩場を登っていきます。
緊張感たっぷりのルートで楽しかったのですが、やはり危険箇所はありますので挑戦する際は経験者と一緒に登りましょう。
ルートを登り詰めると、中道の7号目あたりに出て来ますが、今回の登山はヴィア・フェラータを登ることが目的だったので、そこから中道を使って下山しました。
天気が良くて、時折り岩場の上から見える風景は素晴らしい景色でした。
これから紅葉も見ごろになり秋の登山シーズンが本格的に始まりますが、みなさん安全には気をつけて山登りを楽しんでくださいね!
それではまたお会いしましょう。