遺伝子はあらゆる行動の表面下で働いている。
性格にも少なからず影響を与えている。
すべてが遺伝子により決まる訳ではないと思うけれど、少なくともなんらかの影響はあるのだろう。
趣向やクセも遺伝子の影響はあるかもしれない。
権力に対して従順か反抗的か
ストレスに強いか弱いか
積極的か消極的か
音楽鑑賞や美術館の鑑賞のような感覚的な経験に
魅了されるか退屈するか
このようなことは、遺伝的特性が組み合わさって
特定の性格へとみちびいている。
そうだとしたら自分の特性を知っておくほうが
いろんな場面で、役立つかもしれない。
もっとも信頼性が高い性格特性の科学的分析は「ビック・ファイブ」として知られている。
これは性格特性を5つの因子に分解する方法で
1 経験への解放性
この因子が高ければ好奇心や創造性が豊かになり、低ければ慎重で保守的になりやすい
1・2・3・4・5
2 誠実性
高ければ真面目で効率重視、低ければのん気で気まま
1・2・3・4・5
3 外向性
高ければ社交的で活動的、低ければひかえめで孤独を好む『(外向的か内向的かでご存知の方も多いと思う)
1・2・3・4・5
4 協調性
高ければ親しみやすく思いやりがあり、低ければ気難しく人と距離をおく
1・2・3・4・5
5 神経症的傾向
高ければ不安が多く神経質、低ければ自信が有り穏やかで落ち着いている
1・2・3・4・5
1〜5のレベルで自分なりに調べてみよう
大まかな性格の特性がわかると思う。
どれが良くてどれが悪いとかの問題では無いので
大体の自分の傾向を知っているだけでも、このあとの人生の選択が違ってくると思う。
習慣は性格によって決まるものではないが、遺伝子が一定の方向へ導きやすいのは間違いない。
どんな性格にしても、かならずあなたに合う良い習慣はあるはずなので、何かを習慣にしたければ根気よく続けてみよう。