はい、いきなり結論ですが多様性のある人達が集まればおそらくまったくまとまりません。
多様性(ダイバーシティ)ということは、考え方や感じ方がそれぞれ違う人達が集まっている状態ですから、例えば何かの現象がその人達の目の前で起きたとしても、10人いれば10人バラバラの感想や意見、はたまたバラバラの行動が出てきて、それぞれが自分の意見や行動が正しいと考えているので、まったくまとまりません。
おそらくどれだけ長く話し合っても平行線を辿るだけでしょう。
そんなのめんどくさい人間が集まっているだけで、何か良いことあるの?
結局は何も決まらないだけで、良いことないじゃん!となります。
ではなぜ多様性(ダイバーシィティ)が重要だと言われるのでしょうか?
答えはシンプルで、同じような考え方の人間が集まっていると単一の偏った考えや行動になるからです。
同じような人間が集まれば、同じような答えしか出てこない。
理由は同じような考え方しかできないから!
だから何か致命的に間違っていても誰も気がつかない!もしくは忖度して何も言えない。
確かに同じような人間が集まれば意思の疎通も取りやすいし、場の空気も良いので居心地も良いのでししょうが友人関係や家族ならいざ知らず、国の組織や会社組織では弊害も出てきてしまうでしょう。
なので、インターネットとスマホのおかげで世界の情報を簡単に入手できる世の中で、同じような脳みそで偏った考え方しか無ければ生き残れないよ!
となります。
性別で男女、様々な人種、老若男女、色んな国籍、色んな文化、世界は一つの考え方では動いてはいないので、組織も多様性が重要になります。
しかし、まとまらないからといってバラバラな状態でも困るのでやはりリーダーは必要になります
以前にGoogleが、マネージャーなどの管理職や組織全体のヒエラルキーを無くそうとして、大失敗をしているのでやはりリーダー的存在は必要不可欠なんだと思います(あのGoogleでもうまくいかないんですね〜)
ではどのようなリーダーが必要なのか?
リーダー像は大きく分けて、支配型リーダーと尊敬型リーダーに分かれます。
まず支配型リーダーは、これまで日本では多く見られました。
トップダウンで指示命令を徹底させて、メンバーはリーダーの指示に忠実に従うことを求める。
これは進む方向がある程度見えている高度経済成長期には大いに機能していましたが、現代では消費者のニーズも多様化し、考慮すべき事柄や、選択肢が非常に多くリーダーがベストな解決策を1人で考えて指示し続けるのは非常に難しくなっています。
また働く人の価値観も多様化しており、支配型リーダーでは「メンバーがついてきてくれる感じがしない」「場の雰囲気が重く誰も意見を言おうとしない」というような事態になります。
文章が長くなったので、続きは次回にします。