躍進を続けるアメリカのEV大手「テスラ」は、最近日本でも街中で少しずつ見かけるようになっています。
そのテスラのCEOである「イーロン・マスク」は読書家としても知られている。
イーロン・マスクの愛読本
・LIFE3.0人工知能時代に人間であること /マックス・テグマーク
・スーパーインテリジェンス超絶AIと人類の命運 /ニック・ポストロム
・世界を騙し続ける科学者たち /`ナオミ・オレクセス、エリック・M・コンウェイ
・Acts of Love. /Taiulah Riley
・Screw Business As Usual /Richard Branson
・肩をすくめるアトラス /アイン・ランド
・誰が文化を創ったか /ウィル・デューラント
・ファウンデーション銀河帝国興亡史 /アイザック・アシモフ
・エカチェリーナ大帝 ある女の肖像 /ロバート・K・マッシー
・構造の世界 なぜ物体は崩れ落ちないでいられるのか /J・E・ゴードン
・ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか /ピーター・ティール
・Lying /Sam Harris
・Benjamin Franklin /Walter lsaacson
・スターリン /サイモン・セバーク・モンテフィオーリ
などなど、さすがは世界最高の起業家と呼ばれる天才ですね。
そんな天才起業家イーロン・マスクの野望は人類を火星に移住させることです。
もう野望が壮大過ぎてSF映画の世界観ですが、本人は本当に達成するつもりで様々な事業を展開しています。
オンライン決済システムのPayPal(ペイパル)、電気自動車メーカーのテスラ・モーターズ、宇宙事業のスペースX、太陽光エネルギー事業のソーラーシティなど複数の世界的企業を立て続けに創業している起業家です。
イーロン・マスクは1971年生まれで50歳という若き革命家でその野望は2つあります。
1・地球環境を守るための持続可能な新エネルギーを実現
2・人類の新しい環境となる宇宙(火星)への移住
彼のビジネススケールはもはや全地球規模、21世紀の人類社会の発展において最も注目を集める存在になるでしょう。
今回は、そんな世界最高の起業家「イーロン・マスク」の異次元の経歴を見て行きたいと思います。
イーロン・マスクは、日本にはいないタイプの次世代経営者でスターです。
大学卒業後の1995年、まず彼はドットコムブームに乗る形でZip2という会社を生まれて初めて起こします。
これが、いきなり大当たりし1999年にコンパックに3億700万ドルで売却します。
この取引で、2200万ドル(約25億円くらい)を手にしたイーロンは、ほぼ全額を次の企業に注ぎ込みます
それが、のちのPayPal(ペイパル)です。
2002年、イーベイがPayPalを15億ドルで買収したことで、さらにイーロン・マスクは莫大な資金を手に入れます。
そして、彼はシリコンバレーにこもる事なくロサンゼルスへ向かいます。
普通なら、まずは落ち着き次のチャンスを待つというのが昔からのセオリーですが、彼にそんな常識は通じない。
スペースXに1億ドル、テスラに7000万ドル、太陽光発電のソーラーシティに3000万ドルを次々に投入して行きます。
超リスク思考のベンチャーキャピタルを一人で展開しロサンゼルスとシリコンバレーという世界でも屈指の高リスク、高コスト地帯で桁外れに複雑極まりない製品作りを目指して一か八かの挑戦に出ます。
スペースXでは、ロッキード・マーティンやボーイングといった軍産複合体の超巨大企業を相手に戦い、中国やロシアという国家までもが今やライバルになっている。
テスラ・モータースではクルマの生産・販売方法自体に新風を吹き込み、同時に世界的な燃料販売網を増強している。
テスラが展開する充電ステーションは「スーパーチャージャー」と呼ばれ、米国や欧州、アジアの主要ハイウェイ沿いに次々に誕生している。
30分も充電すれば何百キロも走ることができる。
しかも、スーパーチャージャーは太陽光発電装置によって運営されている。だからテスラのオーナーは燃料補給にお金を払う必要がない。米国のインフラが衰退する中で、イーロン・マスクは未来思考の一貫した輸送システムを着々と構築している。
次回に続く・・