世界を味わうコーヒーのはなし
誰もが知ってるブランドが生まれたのが米国だ。米国はEUに次いで最もコーヒーを飲む「コーヒー大国」
1日に4億杯ものコーヒーがの飲まれているこの巨大市場に、日本流のコーヒーを持ち込み、新たな市場を切り開いた人物がいる。
NuZee(ニュージー)を立ち上げた東田真輝CEOである。
NuZeeについて
NuZee Inc(NASDAQ:NUZE)は、シングル・サーブ・コーヒーフォーマットの受託製造を行うリーディングカンパニーで、あらゆる規模の企業と連携し、シングル・サーブおよびプライベート・ラベル・コーヒーのカテゴリーでの発展を支援しています。
真田氏が持ち込んだのは、一杯分のコーヒー豆を入れたパックをカップに固定してお湯を入れる。「ドリップパックコーヒー」です。
一杯ずつ入れたてのコーヒーが楽しめるドリップパックは、実は日本から生まれた。
日本では珍しくもない商品だが、米国では2014年までその存在は知られていなかった。
そのドリップパックにいち早く目をつけて、米国に投入、2020年6月には創業9年で米ナスダック市場へ上場を果たした。
ドリップパックコーヒーとは
焙煎した豆に、不活性ガスの窒素を入れパッキング。
酸化を防いで、挽き立ての香りと楽しめる。
インスタントコーヒーの発明、缶コーヒー「ドリップパックコーヒー」も日本から誕生するなど、コーヒー文化は実は進化しているとも言える
NuZeeは綺麗な水を販売する事業から始まっている。
きっかけは2011年東日本大震災が起き、綺麗な水が足りなくなりニュージーランドのコンビニで水を買っては空輸で日本へ送っていた。
「甘くておいしい」と評判になり、そのままビジネスになっていった。
だからNuZeeはニュージーランドから取って「ニュージー」と読む。その水をアメリカでも販売しあるきっかけが元でドリップパックの販売へと繋がってゆく。
水という商品はなかなか差別化できないが、コーヒーであればアメリカには巨大なマーケットがある。
しかも、2014年当時にアメリカにドリップパックコーヒーは存在していなかった。
ドリップパックはそれだけで差別化することができた。
アメリカは世界トップのコーヒー消費大国
毎日のコーヒーの消費量 4億杯
年間消費量は日本の約4倍
マシーン要らずでおいしいコーヒーが飲めて、アウトドアでもどこでもすぐ飲める。
プラスチックも使わないから環境にも良い。
反応はすこぶる良くて、すぐに話題になり普及していった。
当たり前を常に疑え!
私たち日本の商材を海外へ持っていくと考えた場合、まだまだ世界で求められるものはたくさんある。
若い起業家がこれから何かをやりたいという時に、人工知能、IT関連というかもしれませんが、実はベタなアナログ商品でも戦える可能性がある。
そう考えれば、日本の畳なども海外では売れる商品かもしれない。
海外に出てみれば、本気で売り込まれていないもので、まだまだ勝負できるものがあるかもしれない、そしてそのような商品なら勝率は高い!
ではまた!See you next time・・・