登山 行蔵の雑談日記

山登りが趣味のおじさんです。自分が好きな事、気になった事を雑記でつぶやいています。

【読書】2021年一番売れた本「スマホ脳」の読み取り

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スティーブ・ジョブズはなぜ息子にiPadを触らせなかったのか?

世界的ベストセラーで明かされる、驚愕の真実とは?

2021年の大ベストセラーになった本なので、読まれた方も多いのでは無いでしょうか?

現代人はスマホに脳をハッキングされている。

著者は現代人に対して、そう警笛を鳴らしています。

 

平均で1日4時間、若者の20%は7時間も使うスマホ

しかし、スティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップは我が子にはデジタル・デバイスを与えなかったという。

 

なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存症、最新の研究で明らかにされるのはスマホの便利さに溺れているうちに、あなたの脳は確実に蝕まれていく現実です。

 

読書本でこの本をご紹介する意味は?

本を読む=デジタル制限をして深く考える力を取り戻そう

つまり、デジタルではなく紙の本を読みましょうということです。

 

    :目次

この記事から学べること

1・なぜスマホは脳に悪影響があるのか?

2・ストレスには役目がある

スマホは私たちにとっては最新のドラッグ

4・集中力こそ現代社会の貴重品

5・運動が脳の全てを向上させる

  

1・なぜスマホは脳に悪影響があるのか?

人間の脳は、現代に適応できていないからです。

 

どういうこと?となりますが、人間に限らず現代に生きる生物が進化するには、かなりの年月がかかるのです(数千年〜数万年)なので、人間の脳はまだ1万2000年前からほとんど変化していないのです。

 

そんな馬鹿な?人間はちゃんと現代社会に適応して生活しているじゃないか?

私もそう思いましたが、私たちが周囲の環境を著しく変化させたのは、ここ数百年のことで進化の見地から言うと一瞬のことらしいのです。

 

人間の脳が1万2000年前からほぼ変化していないのだとしたら、1万2000年前の人類の生きていた環境は、常に周囲に気を巡らせながら生きていないと敵に襲われる可能性がありました。

 

そのため人の脳は、常に生き残るために「今、何をすべきか?」を考えていて、不安を意識さることで「起きるかもしれない」と感じさせて生き残る可能性を広げていたのです。

 

スマホはこの「脳のシステム」に、働きかけて常に気を引きます。

・新しいメッセージを見落としているのではないか?

SNSに何か届いているのではないか?

 

とにかくスマホが気になって仕方なくなります。そうなれば片時も手放すことができなくなりスマホが無ければ、不安を煽るストレスホルモン(コルチゾール)を出し、逆にスマホが手元に有れば幸福ホルモンの(ドーパミン)をドバドバ出すので、常に脳には強い負荷がかかり続けます。

 

『強いストレスがかかり続ける』

これが、スマホが脳に悪影響を与える理由です。

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2・ストレスには役目がある

地球上に存在した時間の99%、動物にとってストレスとは恐怖の3分間のことだった。その3分が過ぎれば、自分が死んでいるか、敵が死んでいるかのどちらかになる。

 

ストレスを感じたときに出されるホルモン(コルチゾール)は、人間にとっても動物にとっても緊急事態に遭遇した時に、生き残るための脳のシステムである。

 

猛獣に遭遇したら、「戦うか、逃げるか」選択しなければならない、どちらにしても身体を一瞬で臨戦体制にもっていかなければ生き残れない。

 

私たちはこの選択を勝ち残ってきた人類の子孫である。

つまりストレスは生き残るために必要な身体の生存システムなのだ。

 

しかし、現代社会では猛獣に襲われる可能性はかなり低い、でも1万年以上進化していない脳は常に警戒システムを作動させておりストレスを探知している。

 

人間は強いストレスにさらされると、脳の中で最も発達したはずの人類特有の部分を使わずに、進化の初期の原始的な部分へと後退する。

迅速に全力で対応はするが、脳の「思考」機能に助けてもらおうとはしない。

ここで問題が発生する。

 

スマホや、派手な広告、美味しそうなジャンクフードを見つけると警戒システムが働いて「気をつけろ」と注意をそちらに向ける。

 

そして、スマホが手放せなくなり、たいして買いたくも無い商品を手に取ってしまい、身体に悪そうなジャンクフードを食べてしまう。

 

スマホ開発者(正確にはスマホアプリの開発者だと思う)は、この脳の仕組みをよく理解しているので、このストレスによる生存システムをうまく利用して脳の注意を弾き続けるのである。

 

強いストレスにさらされると「戦うか、逃げるか」の選択しかしなくなり、緻密な思考はなくなってしまう。その結果、最優先されるのは瞬時に問題解決されることであり、それができないとイライラモードに突入してしまう。これが長期間に渡り繰り返されると「キレやすい人」の出来上がりである。

 

3・スマホは私たちにとって最新のドラッグ

できるだけ長い時間、その人の注意を引いておくにはどうすればいい?人間の弱いところを突けばいいんだ。ちょっとドーパミンを注射してあげればいいんだよ!

 

朝起きて最初にやることは、スマホに手を伸ばすこと、このような人は私だけでは無いはずである。

1日の最後はベッドの横にスマホを置くこと、そして眠りに入る。

 

スマホがないと、その人の世界は崩壊する。私たちの40%は、一日中スマホが無い生活よりも、まだ声が出ないほいうがマシだと思っている。

 

スマホは、いかにしてこの世を堕落させてしまったのか?

それを理解するには「ドーパミン」ホルモンを知る必要がある。

 

ドーパミンは、よく幸せホルモンと呼ばれているが、幸福感をもたらすだけではなく、最も重要な役目は「何に集中すべきか選択させること」で、人間の原動力でもある。

 

お腹が空いている時は、食べ物を探して食べさせることに「集中しろとドーパミンが囁く」、そして満足感を与えるのは「エンドルフィン」というホルモンで、この2つのシステムが作用して行動と、満足感を促す。

 

これが、スマホ中毒になる理由である。

 

4・集中力こそ現代の貴重品

人間は、マルチタスクが苦手、得意だと言う人は自分を騙しているだけ。

 

ここ数年、複数のことを同時にやろうとしている自分に気がついたことはないだろうか?

私は、数分もするとスマホが気になってしまうことが日常的にあります。

 

現代人は、複数のことを同時にこなすマルチタスクをしがちであるが、ある大学の研究によると思考力を問われる課題で、マルチタスクが得意な人達と、一つのことだけに取り組むのが好きな人達では、圧倒的にマルチタスク派が集中できてはいないと言う結果が出ている。

 

脳には、膨大な手順を同時に処理する信じられないほどの能力が備わっている。

しかし、知能処理能力には著しく限定された領域がある、それが「集中」である。

 

私たちは、一度に「一つのことにしか集中できない」ようにできている。

同時に複数をこなしているように見えても、実は一つの手順を一つずつこなしているだけで

同時に処理している訳ではない。

 

結論は、人は一つのことにしか集中することができないし、しかも集中力は持続しない。

集中力が持続する時間は、30歳以降では45分ぐらいと言われているので、「30分〜45分」集中したら5分休憩を繰り返す方が効率は上がると思います。

 

しかし、稀に「スーパーマルチタスカー」と呼ばれる人達が存在しており、このような特質をもつ人達は人口の1〜2%と言われている。

 

平たく言えば「天才」である。

 

つまり、それ以外の大多数の人の脳はそんなふうには働かない。ここで余談になるが、女性の方が男性よりもマルチタスクに長けてるそうである。

 

5・運動が脳の全てを向上させる

私たちの脳は、身体を動かすために数百万年かけて進化してきた。

脳はそもそも身体を動かすためにできているので、そこを理解する必要がある。

 

運動は健康に良いことは、ほとんどの方が理解していると思うが、わかっていてもなかなか始められないのが人である。

 

私も同じなので、その気持ちは良くわかります。

ただし、運動と言ってもハードなランニングやスポーツジムでの数時間に及ぶエクササイズでなくとも、十分に効果が得られる運動がある。

 

それは散歩である。5分以上の散歩でも十分に効果はあるのだ。

できる人は、少し早足で5分以上の散歩をできれば確実に効果が上がる。

気分が良くなり、集中力が上がり、落ち着きが出て夜もよく眠れるようになる。

 

科学的なエビデンスに基づいているので試す価値はある。

これを週に3日、3ヶ月間続けられれば、あなたは運動を始める前よりも、頭脳を含めて全ての身体能力が向上しているはずである。

 

運動が身体の全てを向上させる。ぜひ試していただきたいです。

 

最後に、私たちはますます眠れなくなっていて、特に若い人たちの間で、この傾向が顕著に出ている。しかし、よく眠れない原因は本当にスマホだけのせいだろうか?

 

オンラインでのインターネット社会の繋がりが広がったのは良いことだと思うが、SNSなどを利用してのコニュニケーションが、常に取れる状態に自分がいなければいけないことで、ドーパミンが大量に放出され、常にそこにいなければならないことや、他人と比べてしまうストレスが重なって、余計に眠れなくなっているのではないだろうか?

デジタルの断捨離を考えてみる。

もう一度、生活スタイルを見つめ直す時期にきているのかもしれない!

 

ではまた。See  you  next  time・・・

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