登山 行蔵の雑談日記

山登りが趣味のおじさんです。自分が好きな事、気になった事を雑記でつぶやいています。

【解説】凡人のための最強転職術!

テックがすべてを上書きする時代

AIをはじめとするテクノロジーがあらゆる仕事を代替えする時代に、どうやってキャリアを積んでいけば良いのか?

 

それは、これから働く若い世代だけではなく、現在進行形で働いている全ての人に当てはまるテーマではないだろうか?

 

そんな AI  / DX 時代をサバイブするための「新しいキャリアデザイン術」を伝える書籍をご紹介したいと思います。

 

 

  目次

・日本は「給料が上がらない国」

・急成長企業は「ボーナスタイム」

・「タグ」のわらしべ長者になれ

・自分をSEOする時代

 

 

日本は「給料が上がらない国」

世界の実質賃金の変化を見ると、1990年に比べて2020年にはアメリカが48%、イギリス44%、フランスは31%も上がっているのに対し、日本では4%しか上がっていない。

 

隣国の韓国の賃金が92%も上昇していることを考えれば、日本は「給料は上がらない国」と言えるだろう。

 

しかし、本書の著者の森山氏は、そんな給料が上がらない日本にいながら、年収は数年で倍以上に跳ね上がり、フリーター時代と比較すると10倍以上に上がっている。

 

いったいなぜ?そのような変化を起こせたのだろうか?

「もともと才能があったから?」「人一倍努力をしたから?」森山氏はそのどちらにも「No」と答える。

 

結論から言えば、現在のキャリアを手に入れられた要因は「急成長企業に身を置いていたから」だそうである。

 

著書の中で、森山氏はかつて所属していたリクルートの代表・出木場久征氏の発言を引用し、キャリア形成における最重要ポイントを解説している。

 

世界は、落下しているんだ。色んな既得権益を持った人たちが抵抗勢力になって邪魔しているんだけど、それは重力に逆らうようなもので、あんまり意味がないんだよ。だって世界が落っこちてゆくスピードの方が圧倒的に早いんだから。

 

地球上のあらゆるものが重力には逆らえないのと同様に、社会や産業構造もあるべき方向に向かって不可逆的に落下していく。

それならば、落下する方向へと先回りすればいい。

これが、森山氏の考えである。

 

では、落下してゆく方向とはどのようなものなのか?キーワードは『自動化』である

 

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領収書を紙に転記していた作業がソフトウェアによって自動化されたように、ビジネス上のさまざまな契約事務が捺印ではなくデジタルサインに置き換わったように。

 

現在はまだテクノロジーが浸透していない業務も、やがてはテクノロジーによって「必ず」自動化されていくと森山氏は言う。

 

そのため、こうした変化を推進する企業(テック企業)は、世界が落下するスピードに背中を押されて、今後も急成長する可能性が高い。

 

事実、日本で注目を集める急成長の企業も、大半は何かしらのテクノロジーで自動化する事業を展開している。

 

そうした、急成長企業で働くことが、凡人がキャリアを飛躍的に向上させる一手だと言うのだ。

 

・急成長企業は「ボーナスタイム」

では、どうして「急成長企業に身を置いてきた」という理由だけで、キャリアを飛躍的に成長させることができるのだろうか。

 

そのヒントは、急成長企業の「特異な構造」にある。

 

従来の企業であれば、年収が上がったり、責任の大きな仕事を任されたりするのは、入社からある程度の期間が経過してからだ。抜擢は起こりにくく、繰り上がりでポジションが空くのを待つしかない。

 

しかし、急成長している組織では日々新しい仕事やポジションが生まれるのに対し、それを担当する人は慢性的に不足している。

そのため抜擢の機会にあふれ、「誰にでもチャンスが回ってくる状態」が発生するのだ。

 

そのチャンスを生かし、個人の成長に企業の成長をかけ合わせられれば、自分自身の努力では決して実現できなかった到達点を目指せると森山氏は説明する。

 

ここで、書籍に登場するエレベーターの例を見てみたい。

著者は、急成長業界で働くことを「上りのエレベーターに乗る」、衰退している業界で働くことを「下のエレベーターに乗る」と表現している。

 

下りのエレベーターでいくらジャンプしても、低い位置にしか行くことはできない。しかし、上りのエレベーターの中でジャンプしていれば、ジャンプ力が足りない人でも高い位置まで到達できる。

 

業界や企業の成長と個人の成長をかけ合わせ、会社が急成長する中で生まれる抜擢の機会を生かしていれば、その人の市場価値や年収は「確実に上がる」

 

急成長企業で働く日々は、「ボーナスタイム」であるため、分不相応なポジションに抜擢されても、苦労しながらも業務に対応した時間は資産となり、必ず自身のキャリアに繋がる。

 

・「タグ」のわらしべ長者になれ

しかし、急成長企業の面接官から注目されるような実績に乏しい場合、そもそもそのような環境に入り込むのは難しい。一体どうすれば、急成長企業からのオファーを受けられるのだろうか。

 

かつて、28歳・年収180万円も経験したことがある森山氏は、独学による「実践値」に勝機があると話す。一足飛びの転職が難しくとも、「勝手に実績を作る」ことで、一見すると難しい転職の成功を引き寄せられるそうだ。

 

例えば、飲食店で働く料理人が、マーケターへの転職を希望していたとして、その場合、料理人の実績があったとしても、突如マーケターに転身するのは難しい。

 

そうであれば、SNSを駆使して「勝手にマーケターとしての実績を作ればいい」というのが森山氏の見解である。

 

どういうことか?

TikTokYouTubeで料理人のチャンネルを開設し、視聴者を獲得する実践をするだけで、面接での説得力が段違いになるという。このとき、動画がバズったり、チャンネルの視聴者数が実際に伸びる必要は一切ないそうだ。

 

実践を伴う経験談をネタに、「自分で色々と試行錯誤しながら発信を続けていますが、ここまでが限界でした。御社のような企業で働いて、実践経験を積みたいと思っています」と交渉するだけで、採用される可能性は一気に上がる。と森山氏は説明する。

 

というのは、重量なのは実際に取り組んだかどうかで「大量の失敗談」と「失敗から学んだ教訓」だからである。

 

これは、以前に私が書いた「戦国武将の教訓記事」でも、同じような内容に触れている

ここで少し過去記事の内容を要約すると、「何かに実際に取り組んでみて、最善なのは成功する事であるが、例え失敗してもその経験は成功に値する」という内容です。

 

mboy.hatenablog.com

料理人の例であれば、料理人というタグに、独学でマーケターというタグを身につけ、希少性と市場価値を高めていく。

自分に「ハッシュタグをつける」キャリア戦略に近い。

 

独学によって、ある程度のレベルまでできる状態に自分を引き上げ、その後は入社した会社で身につけた技術をレベルアップしてゆく。

 

今度は、その経験を原資にして、経営者やビジネス英語、組織マネジメントやプロダクトマネージャーといったタグを自分につけていく。

 

まずは、「タグ」を自作して、今度はそのタグを活用して、わらしべ長者のように新しいタグを獲得してゆく。

 

あとは、ひたすらこのサイクルを回してゆく。その過程で「ボーナスタイム」を与えてくれる急成長企業への転職も狙えるという訳だ。

 

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・自分をSEOする時代

急成長企業で働くに当たっては、彼らが「いかにして人材を探しているか」に着目することも重要である。

 

知名度もなく、潤沢な資金力もある訳でもない成長途上の会社は、必ずしも転職エージェントを利用しているとは限らない。

 

ベンチャー企業の多くは、SNSヘッドハンティングをしたり、社員からの紹介で採用していくリファーラル採用をしたりと、あらゆるチャンネルから一緒に働くメンバーを探している。

 

ここで重要になるのが、「自分をSEOする」ことである。

 

オンラインでの転職が当たり前になった今、FacebookTwitterといったSNSはもちろん、LinkedInやYOUTRUSTといったビジネス特化型のSNS、noteなどのブログサービスを活用してキャリアチェンジする人が急増している。

 

こうした時代に、これらのサービスにアカウントが存在しないことは、転職市場に存在していない事と同義になる。

 

探すのではなく、探してもらえる時代」に、探されるための準備をしていないと、それだけで損をしてしまう。

 

インターネット上で発信した情報は、すぐさま役に立たなくても、資産としても残り続ける。実績の証明になるだけでなく、発信したコンテンツが時間差で転職のオファーを連れてくることもあるだろう。

そして、もしも急成長企業への切符を手に入れたなら、上りのエレベーターでジャンプする「ボーナスタイム」に突入することができる。

 

抜擢の機会にあふれた環境の恩恵を受ければ、さらに新しいスキルを獲得し続けるという好循環が生まれるはずである。

 

しかし、転職はキャリアのゴールではない。本当に重要なのは、むしろ転職後の働き方だろう。

 

自身の可能性を広げるためにも、成長する環境を手に入れよう。

 

ではまた。See  you  next. time・・・

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