登山 行蔵の雑談日記

山登りが趣味のおじさんです。自分が好きな事、気になった事を雑記でつぶやいています。

【最新ニュース】今週抑えておきたい世界のニュース

グローバル企業は「給与の透明化へ」

今週起きた事

新型コロナウィルスの発生以降、世界の経済が停滞し多くの人々が職を失ったことを考えると、パンデミックが労働者の環境改善につながることは、誰しも思いもよらなかったでしょう。

 

実際に、多くの場合、想像通りではあったのですが、大量の労働人口が流失し、あるいは人びとが新しいタイプの仕事に移行することで、労働市場が逼迫し、雇用主に進化を促す圧力となりました。

 

ワーク・フロム・ホーム(WFH)という壮大な試みの中で「自分らしさ」を互いにさらけ出すことは、それまで生産性だけを追求してきた仕事の「人間化(humanization)」につながり、その結果、従業員はより多くのことを要求するようになりました。

 

さらなる、柔軟性、個人のニーズに対する理解、そして、より透明性のある給与、などです。

 

大規模な組織再編が起きている今、特に給与の透明化に向けた取り組みについては職場によってまちまちで、こうした情報を求める声がどこに向かうのかは、まだはっきりしていません。

 

若い労働者や有色人種、女性にとっては、構造的な不平等を払拭するために、賃金の透明化を要求するきっかけになるかもしれません。

 

また、会社を一から立ち上げる人にとって、設立まもない会社の新しい模範として「完全な透明性」を掲げることは、合理的な判断と言えるでしょう。

 

一方で、既存企業の従業員や雇用主が給与の開示に不安を感じる理由もたくさんあります。

より公平な状況をもたらす可能性はありますが、その代償は?例えば個人的なきまりの悪さも、その一つでしょう。

 

実際、「Insider]のグローバル編集長である、Nich  Carlsonは、読者に給与調査への協力を、呼びかけましたが、彼自身が同じ質問をされると、即座に解答を拒否しました。

近々に雑誌に掲載される予定の調査結果によると、有能な人材である「スーパースター」を失うことや、(給与を開示することで)彼らに、「他社よりも高い給与を提示する」というビジネス交渉での優位性を失うことも、その一つです。

 

より高い給与を受け取っているであろう職位の高い従業員や男性従業員は、おそらく、給与の透明化というトレンドに逆らおうとするでしょう。

そして、こうした人びとが働き手の多数を占めているのです。

 

各企業が従業員ごとの給与体系リストを公表するのではなく、法律がその役割を引き継ぐことになるかもしれません。

 

ニューヨーク市は近く、求人情報に給与の範囲を記載するよう義務付けする予定です。

一方、多くの人びとは、給与の秘密主義というルールを検証し、こう問いかけていますーーこれはいったい誰のためのものか?

f:id:MBOY:20220115123822j:plain

裏側で起きていること

・多くの労働者がより大きな影響力を持つようになった。

雇用主が人材を獲得し、職場に定着させるのに苦労する一方で、給与の低さやワークライフバランスの悪さを理由に離職する労働者が増えています。

ホワイトカラー労働者は、フレックスタイム制や在宅勤務の権利を主張し、それに応じなければ離職しようとしています。

 

・給与の透明化にはメリットがある。

米国の学術機関を対象とした最近の大規模調査では、給与データを共有している組織では、時間の経過と共に、男女の賃金格差が45%縮小したことがわかりました。

また、透明性の高い組織では、同じような仕事をしている従業員は同等の賃金を得る傾向にあり、外れ値も少ない結果となりました。

 

自治体も透明性を高めようとしている。

ニューヨーク市は5月から、求人情報に最低賃金を記載するよう雇用主に法的に義務付けます。これは、都市として全米で初めての取り組みです。

また、いくつかの州では、給与の範囲を開示する法律が整備されたり、議論されたりしています。

 

ドイツでは、2018年から、大企業の従業員が同僚の収入を知ることができるようになり、スウェーデンフィンランドノルウェーではすでに給与の透明化が一般的になっています。

 

こらから起きること

1・EUにおける給与の透明化

EUは、雇用主が求人情報や面接の前に給与を開示することを義務付けることを検討しています。また、労働者は現在の雇用主に対して、自分と同じレベルの従業員の平均給与に関する情報を開示するよう求める権利を持つことになります。

 

2・NYCの法律がもたらすインパク

経済学者のTeresa Ghilarducciは、5月15日にニューヨーク市で施行される新しいルールは、賃金格差に大きな影響を与えるだろうと予測しています。

もし、女性や有色人種の賃金を低く設定していることが明らかになれば、その雇用主は締め出されることになるでしょうし、企業に不公平を是正するためのより強い動機を与えることになるでしょう。

 

3・イリノイ州カリフォルニア州の同一賃金レポート

イリノイ州では、3月に施行されるルールにより、従業員100人以上の民間企業に対し、人種や性別による賃金格差がないことを報告書で証明することが義務付けられています。

カリフォルニア州でも昨年、同様の法律が整備され、大企業は州への年次報告書の提出が義務付けられています。

 

4・法規制を先取りする企業も・・

積極的に対応を改善すれば、新たな人材の獲得にもつながります。最近のある調査によると、米国の従業員の58%が、給与の透明性がより高い職場への転職を検討していると回答しました。

 

5・一方、抜け穴を探す企業もある

雇用主は、求職者に給与の開示を義務付ける法律を回避するために、巧妙な方法を編み出すこともあります。例えば、米製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソンは、リモート勤務の求人でさえ、コロラド州の労働者には門戸を開いていないと明記することで、同州の法律をかいくぐりました。

 

世界のメディアの注目記事

トンガの接続回復にかかる時間

先月15日に起きた火山噴火で、南太平洋のトンガは重要な海底ケーブルが損傷。ケーブルの修理には数週間かかるようです。

 

NFTをめぐるセレブの複雑な関係

ハリウッドスターは、ただ単に『Bored  Ape  Yacht  Club』などのデジタル画像を集めているわけではありません。これからのNFTから利益を得ている人びととつながっているのです。

 

TEDトークは単なるテクノトピア的プロパガンダなのか?

TEDトークは象徴的なフォーマットは、世界で起きている問題へのリアルな解決策というよりも、インスピレーションを与えるストーリーテイングと関係があるとの論考

 

なぜ、わたしたちはジェットパックを使わないのか?

SF作家のデイブ・エッガースが「チューブやタービンでできた。見栄えのするバックパック」で空を飛ぶことについて考察しています。

 

ワールド=黒幕?

インターネット上で人気の文学当てゲーム「Wordle」。実は古典的な暗号解読ボードゲームと多くの共通点があるようです。

 

ではまた。See  you  next  time・・・

 

f:id:MBOY:20211127150058j:plain