みなさんこんにちは!
今回は、【漫画】裏サンデーに連載中の、著者松木いっか氏『日本三國』のご紹介です。
Urasunday.comのサイトで『日本三國』で検索すれば、すぐに出てくると思います。
実は私も知らなかったのですが、毎朝通勤中に聞き流している、音声のブログ『Voicy』でフォローさせて頂いている。〈精神科医のココロに効くラジオ Kaqshun / EMANON@精神科医〉でKaqshun先生が紹介されていたので、面白そうと思い検索して読んでみたところ、マジでめちゃくちゃ面白い!
アニメ化されれば大ヒット間違いなしだと思います。
ぜひ今のうちに、一度読んでみてください。
2月12日の時点で、第5話まで配信されていて全話無料で読めます。
ストーリーの時代背景は・・
いきなり令和末期の日本から始まります。
令和の時代に、日本は第4次産業革命において、米国や中国、インドなどの諸外国に圧倒的に大敗してしまいます。
そして加速する少子高齢化と教育レベルの大幅な低下により、日本は衰退の一途をたどり、そこに拍車をかけるように、世界大戦が勃発。
日本は戦地にはならなかったものの、外国から多くの難民が溢れ、さらに追い討ちをかけるように、新型コロナウィルスを超越する、最強のウィルスが到来し、さらにさらに超巨大地震が相次いで日本を襲いました。
政治・経済は腐敗と堕落を極め、一部の富裕層や資本家などの『上級国民』と称される者たちが享楽的な生活をしており、ついに民衆の怒りは頂点に達して、各地で蜂起が始まり暴力大革命が起きた。
民衆は暴虐の限りを尽くし、国家形態は崩壊。
社会不安は日本全土を覆い尽くす。
人口はわずか数年で、10分の1以下に減少しあらゆるインフラ、テクノロジーが失われ事実上、日本は滅亡した。
文明は明治以降レベルまで後退し、軍閥が割拠する戦乱の世が始まる。
そして数十年後・・・
この設定からして、現在から数えて30〜40年後の時代設定だと考えられます。そして今の日本国内領域が3分割されており、それぞれが国家を名乗っている独裁国家が3國存在しています。
各国の名称は。
今の九州・中国・四国・関西・中部地区の一部が『大和』(やまと)という絶対君主の独裁国家。
関東・信越・中部地区の一部・東北の一部が『武凰』(ぶおう)という絶対君主の独裁国家。
北信越・東北の一部・北海道が『聖夷』(せいい)という共和国制の国家
の3つに分かれて、それぞれが覇権をかけて争っています。
そして、物語は現在の四国にある愛媛の片田舎から始まります。
推測ですが今は『大和』(やまと)からの目線で進んでいますが、この先で他の国、『武凰』(ぶおう)からの目線や、『聖夷』(せいい)目線に切り替わりながら進んでいく展開があるかもしれません。
このあたりのストーリー展開の切り替えは、三国志演義が絶妙ですね。
その村に生まれた、主人公である青年が結婚式を挙げているシーンから始まりますが、この時代では15歳で成人しており、結婚もその歳でしています。
ちょうど江戸時代までの状況と同じような感じでしょう。
ほとんどの国の国民は農民ですが、一部の人間が昔でいう『貴族』と『武士』に分かれていて国民である農民を支配しており、絶対君主の一族が全ての頂点にいます。
この貴族階級にいる人間は、農民に対して何をしても許される存在でさまざまな暴虐を尽くしています。
武士階級はその貴族階級を守ることで既得権益を得ています。
ただ貴族階級と武士階級にいる人間にも、お互いの階級で力の差による権力差が生まれていて決して安泰ではありませんし戦々恐々としています。
その権力差がそのまま実行力の差になります。
上級貴族が下級貴族を殺しても罪には問われませんし、上級貴族同士でも殺し合います。上級武士が下級武士を適当な理由で撃ち殺しても、特に裁かれることはありません。
まさにカオス状態です。
貴族階級といえども明確なヒエラルキー構造が出来上がっているのです。そして生殺与奪の権利を得るには頂点に上り詰めるしかない。
その中で主人公は理不尽な世の中には達観しており、自身の知力と知見を満たすことで満足しようとしています。
このような感じのストーリーなんですが、この漫画の面白いところは、現在のインフラ及び、テクノロジーのほとんどは失われていますが、建築物や道路、武器、生活方法、食物の生産方法などは残っており、それに加えて過去の記録として発展していた頃の書物や、知見も残されています。
ちょうど中国の三国志演義の時代と日本の戦国時代に、現在までの建築物、情報と知見がミックスされた感じです。
そして、この主人公に衝撃的な事件が起こります。
この先は、ぜひ読んでみてください。
この漫画は、もう少し周知されれば一気に大人気漫画に発展すると思いますが、今のうちに無料で読んでおきましょう。
おすすめです。
ではまた。 See you next time・・・