ウクライナ・ショック
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、今もなを予断を許さない状況で、事態は依然として緊迫している。
この危機は、これからの世界や日本の経済に、どのような影響を与えるのか考えてみよう。
これから起きること
1・制裁の効果は
米国・EU、英国などはロシア財政を圧迫しようと制裁措置をとりましたが、それによってプーチンが戦略を再考するかどうか判断するには時期尚早です。中国の支援があれば、ロシアは他の方法で資金を調達することができます。
2・移住が増える
何万もの人々がウクライナを離れています。隣国でEUに加盟するポーランドを最初の目的地として選ぶケースが多いものの、ポーランドは難民に対して不寛容な国でもあります。一方、ナイジェリアやインドなどから来た数千人もの学生たちも、ウクライナからの退避を持っています。
3・テクノロジーへの影響
ロシアは世界のサプライチェーンを混乱させる可能性のあるサイバー攻撃に関与しており、ロシア人は自国のインターネットが遮断される事態にも備えています。EUはまた、今回の制裁はロシアの機密技術へのアクセスを制限することが目的の一つだとしています。
4どちら側につくか
西側諸国は断固としてウクライナを支持しており、中国はロシアを支持、アフリカの多くの国は沈黙し、インドは最善の状況を望んでいます。この戦争はヨーロッパ以外の地域にも経済的、政治的な影響を及ぼしており、各国の対応が日々変化していることは、特に響くことではありません。
5・チェルノブイリ
史上最悪の原発事故が起き、依然として非常に有害で、危険な物質が残されている場所の周辺で重火器による戦闘を行うことは、誰にとっても最も避けたい事態です。しかし、まさにそれが起きてしまったのです。
直近では、ロシアのプーチン大統領の核態勢強化を巡る発言で物議を呼んでいますが、ロシア軍がチェルノブイリ原発を押さえたことで、ロシアはウクライナ国内に対して、核の脅威をチラつかせる最強のカードを握ったことになると思います。
穿った見方をすれば、最強の攻撃カードとしてチェルノブイリ原発を破壊してしまえば、放射能は風に乗ってウクライナ国内に広がっていきます。
そうなれば、ウクライナにとって祖国が人が住むことができない死の世界になります。そしてそれが今後数百年〜数千年続くことになるとしたら、プーチン大統領の突きつける条件を承諾するしか道が残されていないようなります。
戦争ですから、時には非道な選択もあり得る訳です。
このような事態にだけは、なってほしくはありませんが、今後の動きに注目するしかありません。
最後に、世界の平和が一刻も早くおとづれますように祈っています。