映画『オデッセイ』の原作者の最新作!ライアン・ゴズリンク主演、映画化進行中
みなさんこんにちは!
今回は年末から読み進めていた「プロジェクト・ヘイル・メアリー」について、話したいと思います。
私は昨年から長編SF作品を連続で読んでいるのですが、劉慈欣 著「三体」シリーズに続いて読んだのが、アンディ・ウィアー著作で以前に映画化もされた火星を舞台にした物語「オデッセイ」や、人類初の月面都市を舞台に繰り広げられる作品「アルテミス」に続く第3弾「プロジェクト・ヘイル・メアリー」です。
物語の始まりは・・・
我々の太陽の出力(エネルギー)が指数関数的に落ちていることが発覚する。このままでは人類は滅亡してしまう。太陽が弱っている原因になっているのは未知の地球外生命体(アストロファージ)が、太陽から出るエネルギーを食べてしまう(吸収してしまう)ことで太陽が弱体化しかけていることだ。
このままでは、物凄いスピードで地球に氷河期が訪れてしまう。
アストロファージは太陽が放つエネルギーを食べる。それにより太陽がどんどん弱ってゆく。太陽が弱ることで地球にも様々な異常気象が起こることが予想される。
地球に危機が訪れる。その中でも最大の問題が食糧危機、太陽の出力が数%落ちただけでも地球の環境は壊滅的な打撃を受ける。かつて地球の歴史上で5回の大量絶滅が発生していることが判明している。
6回目の大量絶滅を回避すべく、全人類の希望を乗せて「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が発動。全人類の知恵と勇気をふり絞り太陽を救え!
人類初の恒星間宇宙船が目指すのは、遥か11・9光年(1光年は光の速度(宇宙において光より速いものは存在しない)で1年かかる距離、とんでもなく遠い)先にある恒星タウ・セチである。
その理由は、タウ・セチだけがなぜかアストロファージに感染していないからだ。
我々の太陽だけでなく、地球から8光年以内にある恒星も同じくアストロファージに感染している。
タウ・セチだけが感染していないのには何らかの理由があるはずだ。
その原因が解明できれば地球を救う手がかりになるのではないか?その任務に「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は命懸けで臨むことになる。
かなりのネタバレになっていますがストーリーの流れはこのような感じで展開していきます。
文句なしにとにかく面白い!『三体』の次に読むならこの作品をお勧めします。
飽きさせない展開と、次々と仕組まれた化学的なネタ。とにかく物語に引き込まれていくことは間違いない。
SF作品の楽しさに満ち溢れた秀逸な物語を、ぜひ体験してください。
ではまた。See you next time・・・